親知らずって?

自分歯が何本生えているのか、また全て生え揃ったら何本なのかご存知ですか?

私は、歯科に関わるまで何本生えているか気にしたことも無く前から何番目と言われても分からないし、

親不知(おやしらず)がある事すらも知りませんでした。

親不知(おやしらず)は別名 智歯、第三大臼歯とも呼ばれていて生えて来る年代は

10代後半から20代です。

親が生え始めを知る事がないことから、親知らずとの由来が出来たと言われています。

何事もそうですが、勉強しようと思ったり、興味を持ったものでないとなかなかその分野に関して

かなり無知なことが多いと思います。 歯科医院では、皆さんにわかりやすく説明をしていますが、

それでも理解できない場合は伝える側にもきっと問題があると思っています。

なので、引け目を感じず何でも聞いてみるといいです!😊

私たちも出来るだけ理解しやすいように日々努力していきますね。

 

1 大人の歯の生える本数
2子供の歯の生える本数
3抜いたほうがいい親不知(おやしらず)
4そのまま放って置いていい親不知(おやしらず)
5腫れのピーク

 

1、大人の歯の本数

親不知を数えずに、永久歯が生え揃うと真ん中から半分を見て、前から順番に7本で構成されています。

前歯(まえば)と呼ばれる小さい歯が2本

犬歯(糸切りば)と呼ばれる歯が1本

小臼歯(少し小さい奥歯、丁度真ん中位の歯)が2本

大臼歯(大きい奥歯)が2本

左右上下あわせると、28本ですね!

これらの歯の奥に生えてくる歯が8番目の歯で親知らずといいます。

まれに9番目の歯をお持ちの方もいらっしゃいますが、親知らずも上下左右見てみると、

人によっては1つしか無い人や、全部ある人、歯の大きさや形、向きもそれぞれ個性があります。

 

2、子供の歯の本数

子供の歯の場合は前から数えて5本です

Aまえば

Bまえば

Cけんし

Dおくば

その奥に生えるのが6番目の歯、6歳臼歯とよばれるすごく大事な歯です。

おじいちゃんおばあちゃんになっても使う歯で子供の歯の延長で奥に生えてくるので見逃しがちなのと、

子供の歯がまた奥から生えてきたと勘違いする方が居ます。

これはもう既に大人の歯なので虫歯にならないように気をつけましょう!

よく、親不知(おやしらず)って抜いた方がいいの??と聞かれますが、

その歯の状態をきちんと観察することが大事です!

全部が全部抜かないといけないと言うことではなく、抜いてあげた方が良い歯とそのままでも

問題ない歯とあります。

 

3抜いた方が良い歯

  • 親不知が横を向いて、歯を押し始めている場合。歯並びが押されて変わってしまう恐れがあります。
  • 噛み合う歯がない場合、どんどん歯茎から歯が顔を出してきます。いずれは、反対側の歯茎に

当たりほっぺたを噛んでしまったり、当たっている歯茎が真っ赤に腫れてしまうこともあります。

  • 歯周病が進んでいる場合。DH(歯科衛生士)に歯茎の検査をしてもらって、歯周病ポケットが

深くなってきていますねと言われる場合。その隙間から汚れが入って行くので、

歯茎が腫れる原因にもなるのと歯周病を進行させる原因になります。口臭にも繋がりますね。

最も嫌なのが、そのせいで親不知の手前の歯が虫歯になってしまうこと。

 

4、抜かなくてもいい歯

  • まっすぐ生えていて虫歯にも歯周病にもなっていない場合。
  • 歯茎やあごの骨に刺さっている場合

5、腫れのピーク

抜歯した時に腫れやすいのは、上の歯です。下の歯は麻酔が効きにくい人も多く時間が

かかることもありますね。腫れのピークは2日目です。患部を少しであれば冷やしてもいいかと

思いますが長時間に渡って冷やしてしいると組織が硬くなってしまい治りが遅くなってしまいますので

注意して下さい。完全に腫れが引くまで長くて二週間強はかかると思います。

個人差はありますが顔が腫れてリスみたいになることもあるので、抜いた後2週間程度は

予定を入れないという人もいらっしゃいます。最近ではマスクを常用していると思いますの

あまりわからないかもしれませんね!

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