FGGとCTGの違い
ルートカバーテクニック(移植手術)
FGG
Free Gingival Graftの略です🦷
遊離歯肉移植術
・歯肉退縮し痩せてしまったり、清掃が困難であることから
炎症を引き起こすため、インプラントを長持ちしにくいという
環境の改善を図る手術。
CTG
Connective Tissue Graftの略です🦷
結合組織移植術
・歯肉退縮し痩せてしまった歯茎や、抜歯後の歯槽骨提、
歯を抜いた後にできる土台に陥没が生じた場合に歯肉を増やす手術。
歯を抜いた後にできる土台に陥没が生じた場合に歯肉を増やす手術。
・歯肉を増殖させるために、口蓋から歯肉を採取し移植する手術。
・角化歯肉や口腔前庭の幅を増やし、セルフケアをしやすくする
目的や歯周組織の長期安定や新美回復を目的とします。
FGGは上皮組織と結合組織の2層を移植し、
CTGは結合組織のみを移植します。
そのため、CTGは審美性が高いため前歯部に適応されることが多い。
デメリット
どちらの治療も歯茎を切って持ってくる治療になるので
その部分に傷ができてしまいます。
傷口はパックなどで覆いますが痛みが出ることもあるということ。
長時間の処置になるため、疲れが出やすいこと。
適応症が限られる
外科処置のため全身状態によっては行えない場合があること。
糖尿病患者や、喫煙者などは治癒不全を起こすことがある。
歯肉移植術の流れ
FGG手術流れ
1歯肉の切開
痛み止めの麻酔を注射し、露出が見られる歯肉を切り取って
めくり移植に必要なサイズを測ります。
めくり移植に必要なサイズを測ります。
2上皮組織を採得
口蓋(上あご)から、必要な量の上皮を切ります。
3上皮移植組織の移植
口蓋から切り取った歯肉を露出していた部分に移植して糸で
塗って固定します。
塗って固定します。
4縫合
口蓋部分は治りを早めるためにコラーゲンなど
(テルダーミス等)でカバーし縫合します。
(テルダーミス等)でカバーし縫合します。
5二週間後
露出していた根面が厚い歯肉で覆われているのを経過観察
糸を抜きます。
CTG
1歯肉の切開
痛み止めの麻酔を注射し、露出が見られる組織の歯茎を切り、
めくったところに移植必要な歯茎のサイズを測ります。
めくったところに移植必要な歯茎のサイズを測ります。
2結合組織を採取
口蓋(上あご)から上皮は残して、必要な量の
結合組織を切り取ります。
3結合組織の移植
切り取った結合組織を、めくった歯茎の部分に
移植し、糸で縫合します。
移植し、糸で縫合します。
4縫合
口蓋部分の歯茎を元に戻して縫合します。
5二週間後
露出していた根面が厚い歯肉で覆われているのを経過観察
糸を抜きます。
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